
実用性とデザイン性を兼ね備えて、いつもの暮らしに気持ち良く寄り添う。イタリアで生まれ、“究極の普段着”をコンセプトに掲げるASPESI。その服を選び、纏った、今を生きる5人の女性に話を訊く。
少しくすんだ、でもとても綺麗なオレンジ。ひと目でこのニットに惹かれました。いざ着てみるとふんわり軽くて、素材の素晴らしさを肌で感じられます。丈感もシルエットも程よくコンパクトだからジャケットと合わせても着膨れしないし、腰に巻いてアクセントに使ったり、アウターとして楽しめるのも嬉しい。今日のコーディネートは青いネイルを合わせるような感覚で、ブルーのシャツを選びました。



服はその日の気分で選ぶので、正直いろいろ。ただ、カラーを組み合わせるのは好きです。Black Boboiというユニットではいつも黒を着てライブをするので、黒い服が増えていくのですが、それ以外の日は色を合わせて楽しんでいます。オフの日は子供と公園に行ったり、友人家族と遠出をしたり。家で1人でいる時は曲を作ったり、シンセサイザーやギターで音探しをしています。ギャラリーや映画館、ライブへ行ってインスピレーションをもらう時間も大切な時間です。
Julia Shortreed / アーティスト日本とカナダにルーツを持つシンガーソングライター。エレクトロ・ユニット「Black Boboi」、デュオ「Quantum Orange」のメンバーでもあり、ソロとしても活躍。今年4月にBlack Boboi 3rdアルバム「Sepia」をリリース。FUJIROCK FESTIVALには三度出演している。

せっかくならブランドのルーツを着てみたいなと思い、まずはシャツに決めました。プレーンで、クリーンで、クラシック。憧れていた通り、凛として格好いいなって。もうひとつ選んだASPESIのデニムと合わせてカジュアルダウンさせましたが、フォーマルなコーディネートにもチャレンジしたいです。一方のデニムはとても柔らかく、履きやすい。バレルっぽい太めのシルエットは個人的に私の骨格にも合っていて、すごくラクです。

俳優としてもプライベートでも、自分らしくいることの大切さを実感しています。これまでインプットしてきたあれこれには、「これを好きな方がいいな、好きじゃなきゃいけないな」と感じていたケースもあった。でも、今は自分が純粋に惹かれるものを集め直している感じです。服もそう。父がブランドとお店をやっていたので、幼い頃からファッションが身近にありました。最近は、その服をよりピュアに愛せるようになったと思います。ちなみに、今日のライダーズジャケットも数年前に父からもらった一着です。
祷 キララ / 女優 09年に映画『堀川中立売』にて「祈キララ」役でデビュー。その後も映画やドラマ、舞台などで経験を重ね、22年には早稲田大学を卒業する。出演する映画『すべて真夜中の恋人たち』が11月13日(金)より公開予定。
秋らしいアイテムを身に付けたくて、綺麗なボルドーのニットに目が止まりました。ポロカラーのデザインもすごく可愛いし、ゆとりのある身幅とタイトな袖周りが女性らしい印象です。カシミア製だから軽くてフワフワで、着心地抜群。実はもう一着、別のASPESIのニットを重ねようと思っていたのですが、これだけで十分暖かいのでそっちは腰に巻いたり肩にかけたりしてアクセントに使っています。もう少し寒くなったら、重ねて楽しみたいです。



マネージャー業ではモノトーン、TikTokの配信中はボアフリースが定番になっています。SNSではよく旅先でのコーディネートについて訊かれますが、持論としては化繊や乾きづらい服は避けた方がいいと思っています。でもそんなタフさや身軽さって旅行中に限ったメリットではなく、毎日の暮らしにおいても大切な要素だと思うんです。今日着たASPESIのニットのように、上質で動きやすいとmuch betterですね!
水野 夏実 / モデル日本人の父とイギリス人の母を持つ。大学卒業後にCAを4年間勤め、現在はモデル業とマネージャー業を兼業。TikTokアカウント「uniuni.com」での本音トークも好評で、7月には初エッセイ「ふつうに生きる、すこし驚く」(KADOKAWA)を上梓。
カッチリした上品な見た目なのに、とにかく軽くて動きやすい。このジャケットは、まさに“究極の普段着”だと感じました。着心地や使い勝手に納得がいかないと、デザインは気に入っているのに結局のところ手が遠のいてしまう。そんな私の日常のジレンマを、あっさり解決してくれたんです。無理なく、気持ち良く着られて、ラフな格好にさっと一枚羽織るだけですぐ“よそ行き”にも変身できる。仕事と子育てに追われがちな私のようなママに、ぜひ手に取ってもらいたいアイテムですね。

いつもの服装はモノトーンが多く、その中に東洋医学における五行の色をポイントで取り入れることがあります。料理の仕事は、日々の買い出しやリサーチなど意外とアクティブ。それ以外にもキックボクシングや下半身トレーニングを続けているので、絶えず動いていますね。そういう意味では、オン・オフの垣根があまりないライフスタイルだと思います。となると断然、服装は身軽さが大事になってくるんです。ASPESIには、着用したジャケット以外にも気になる服がたくさんありました。次回はぜひ、ナイロン系のアウターを着てみたい!
有田 千幸 / 国際薬膳師、モデル高校、大学時代をニュージーランドで過ごし、卒業後は航空会社の客室乗務員として9年間勤務。現在は国際薬膳師の資格を取得して中医薬膳料理教室「光と風が通る家」を主宰するかたわら、7歳の娘を持つ母としても奮闘中。
MA-1タイプのブルゾンがミディアム丈にアレンジされていて、すごく新鮮でした。普段から大きい服が好きなのでオーバーサイズで着てみたところ、袖の長さも含めてシルエットがちょうどいいですね。ドローコードで裾をクシュっと絞るとよりボリュームが出て、サイドから見た時にワイドパンツとバランスが良く見えます。いい意味で女性っぽくない肩口のポケットも、メンズウェアが好きな私にとってお気に入りのポイント。ただ全身黒だと重く見えすぎるので、明るいグリーンのインナーを挿し色にしました。



ここ1年はブロンドカラーのヘアスタイルで、それに似合うモノトーンの服を着ることが多いですね。オンの日は主にヘアサロンのプレスとして、外部とのやりとりやSNS周りを担当しています。時には、スタイリストに合ったモデルを探すことも。少ない人数でやりくりしているので大変ですが、やりがいがある仕事ですね。最近ではジュエリー以外に洋服作りも経験させていただきましたが、また違った難しさと楽しさがありました。これからも、自分なりの世界観を表現できたらいいなと思います。
小畑 佑果 / プレス、デザイナー福岡県出身。大手ヘアサロンでレセプションを担当したのち、東京・神宮前のヘアサロン「Liner」のオープンに伴いプレスに就任。モノづくりの感覚にも優れ、アクセサリーブランド「Irait」のデザイナーとしても活動する。